事務事業評価のチェック方法(浜田聡のブログ)
政策アナリスト・渡瀬裕哉氏が登壇する「事務事業評価ライブ」の内容から、以下のような観点で評価シートを読み解く手順がまとめられています.
AI要約
評価シートの読み方
概要欄:目的や背景が曖昧なら要注意。
目標と成果:件数など量的指標ばかりで、実質的な効果(アウトカム)を測れていない可能性。
予算額の推移:補正予算の使い回しや帳尻合わせの構造が見られるかどうか。
実施主体・委託先:特定の業者が常に委託先になっていれば利権の匂いも。
評価・課題・今後の方針:理念的・コピペ記述に注意。改善の意志が見られない場合は疑うべき.
予算の余り方と構造的問題
行政は「財政が厳しい」と言いながらも、実際には税金が余り、繰越していることも多い。中には減税対象になってもおかしくないとする指摘も。
住民への情報公開が形式的
PDF形式での大量公開に終始し、市民が読みたい情報にたどり着きにくいケースが多い。
地方議員および議会の無関心
多くの議員が評価内容を精読せず、行政を追認するだけの形骸化した議会になっているという問題も。
市民にできるアクション
渡瀬氏は「事務事業評価は市民が行政を突き動かす材料」と強調。気になる事業にはまず問い合わせを入れ、住民請求や情報開示請求などで行政を動かしていくべきとしています。
結論
「事務事業評価表」は税金の無駄を見抜く有効なツール。
地方自治体の財政問題は「税金の不足」ではなく「使い方の問題」にあり。
市民・議員・メディアが積極的に評価表を読み解き、声を上げることが、適切な使途と透明性の向上につながるという意義が強調されています。
0コメント